商品基礎情報
固定子巻線 絶縁劣化診断 部分放電(PD)試験
エポキシ・マイカ・キャパシタ Capacitive Couplers (PD) |
パッケージ |
電動機または小型タービン発電機(100MW以下)で用いるBusカプラーは固定子巻線の部分放電(PD)を検出し、不要な電気的ノイズを分離します。
近年はエポキシ・マイカ・キャパシター(EMC)は、その信頼性と、据付が簡単なので業界で広く採用されています。必要な数と型式は用途と回転機の形式で異なります。一般に電動機では3個のEMCを、発電機には6個のEMCを使用します。標準のパッケージには、3個のEMC(または6個のEMC)、設置用治具、絶縁ブーツ、端子箱、同軸ケーブルが含まれます。3個のEMCを設置するには1.5日から2日、6個のEMCを設置するには4日必要です。
ポータブル測定器 TGA-B |
定期監視型 |
TGA-Bは、Busカプラーを備えた電動機またはタービン発電機の部分放電(PD)を測定するために特別に設計されたポータブル測定器です。TGA-Bは、部分放電(PD)で発生する電圧パルスの強度、頻度、極性を確定します。さらにNQN値やピークパルス強度のようなパラメータも計算します。装置にはUSB、Ethernet(TCP/IP)通信ポートを備えており、ユーザが選択可能です。
外部パソコンを用いてデータ取集、表示、試験結果の保存を迅速かつ容易に行います。
オンライン部分放電連続監視 PDTracII(PD) |
常時監視型 |
PDTrac IIは、電動機、発電機、遮断器、乾式変圧器用の自動、連続式の部分放電測定器です。PDTrac IIは、保全担当者に代わり絶縁破壊を連続監視する装置です。この装置は自動測定を行い2年分のデータを保存します。PDTracにはセンサ入力モジュールと乾式接点アラーム出力を備えており、オプションのアナログ信号出力モジュール(ASOM)も用意されています。PDTrac IIはRS485またはEthernet(TCP/IP)を含む通信オプションにより遠隔地から完全に制御可能です。プラントの担当者はオフィスのPCからユニットの設定、装置の試験、アラーム受信が可能です。
オプションのOPCインターフェイスを用いると、連続オンライン部分放電(PD)監視装置からの部分放電(PD)データをLAN経由で外部機器に取り込み、アラームや表示、傾向監視が可能になります。OPCインターフェイスにより部分放電(PD)データを表示するための特注ソフトウェアが不要になります。
複数OPCクライアントをサポートしております。
オプションで、北米C‐UL‐US規格、ATEX/IECEx規格、ブラジル INMETRO規格等の危険場所仕様に対応したステンレス・スチール製IP66筐体も別途ご用意しております。
MCPDTrac II | 常時監視型 |
- 乾式トランス用オンライン部分放電(PD)監視装置
- 遮断機用オンライン部分放電(PD)監視装置
- 相分離母線(IPB)オンライン部分放電(PD)監視装置
MCPDTrac IIは、開閉装置や相分離母線(IPB)の部分放電(PD)測定を自動的に連続して実施する効果的で経済的な装置です。MCPDTrac IIは主母線に恒久的に接続する容量性カプラー、PDTracモニタ本体ならびにデジタル通信機能から成り立ちます。
関連センサ:
固定子巻線 振動解析
EVA II kit 光ファイバー式加速度計 | キット |
空冷却式の電動機あるいは発電機で使用する光ファイバー式固定子巻線端振動センサと付属部品。センサからの信号は100mV/gで、EVTrac II-S連続モニタあるいは他社製の振動分析装置に使用できます。
巻線端振動加速度計キット
EVA II Kit(Air-cooled)
モータと発電機の固定子巻線端振動を早期に発見するためには、非金属加速度計で巻線端振動を測定し、傾向分析することが必要です。アイリス・パワー社は光ファイバ技術に基づく空気冷却発電機用巻線端用加速度計を提供します。
オンライン 固定子巻線振動監視装置 Guard II+(Series4208) |
常時監視型 |
固定子巻線端振動は、発電機や大型高速電動機の劣化や故障の共通原因として増加してきています。電源周波数の2倍の周波数の周辺やロータの回転速度での機械的な共振点で機器は危険にさらされています。アイリス・パワー社は固定子巻線端からの振動レベルと傾向を直接測定するセンサと監視装置をご提供いたします。 EVAIIは光ファイバー式の加速度計なので、固定子巻線端の磁場/電場に対して影響を受けません。 また計測器であるGuard II+(Series4208)は、ユーザの操作を必要とせず、重大な振動レベルが検出されれば警告信号を出し、サポートシステムが経年変化とともに緩むことで起こる巻線端振動の傾向分析・識別に最適です。
回転子巻線 短絡ターン検出
薄型フラックスプローブ TFProbe |
キット |
オンライン回転子フラックス測定は回転子の磁束を測定するために固定子にフラックス・プローブを恒久的に設置します。ほとんどの回転機メーカは、固定子巻線の楔からエアギャップに突き出たフラックス・プローブを提案します。アイリス・パワー社はこのたび別のプローブ、TFProbeをご提案いたします。これは小型で薄く、しなやかな基板型の変換器で固定子内の歯部に固定します。TFProbeは全エアギャップ・フラックスを測定します。従来のプローブは漏れ磁束のみを測定していました。TFProbeは2種類の大きさがあり、据付が容易で、固定子の楔にドリルで穴を開ける必要はありません。回転子を抜かずに設置することが可能です。
水素冷却の回転機の場合には、フラックスプローブからのリード線を封じ切りのフィード・スルーを介して発電機の外に配線します。
定期監視用ロータフラックス解析器 RFAII-S(Flux) |
常時監視型 |
RFAII-Sは、大型突極モータと水力発電機において、回転子巻線の短絡ターンを見つけるための高度なツールです。
オンライン回転子磁束連続監視モニタ
FluxTracII-S常時監視型
ローター・ポールの絶縁状態は、軽微な、あるいは通常の保守停止期間中であっても評価することは困難です。
部品の分解や取り外しなしにはポールにアクセスすることは困難です。短絡ターンを検出するポールドロップ試験のようなオフライン試験でも、高速回転状態や停止状態で障害は頻繁に間欠的に発生するので、効率が良くありません。これらのオフライン試験は、運転停止期間中に時間がかかり、他に投入できる資源と人材を拘束します。その結果、連続的なオンライン測定はオフライン試験や検査よりも好まれています。
FluxTrac II-Sは、水力発電機、揚水発電用の電動機/発電機、凸極電動機のような凸極型回転機における回転子巻線の短絡ターン検出用の連続式オンライン回転子フラックス・モニタです。
この装置は米国の電力研究学会(EPRI)、ニューヨーク州電力公社(NYPA)及び米国内務省開拓局(USBR)と共同で開発されました。
その他
リモートI/O ユニット
リモートI/OユニットはTrac IIモニタまたはGuard II+モニタと共に機能するように設計された追加のインターフェイス・ハードウェアです。Trac IIモニタまたはGuard II+モニタは回転機のデータを共有したり、回転機の動作状態をモニターすることができます。リモートI/Oユニットは部分放電(PD)測定あるいは磁束測定の傾向監視データをより有効にするための情報を提供します。
- アナログ信号出力モジュール(ASOM)は、モニタの要約値に比例したアナログ信号をオンラインでプラントの機器へ伝送します。
(例)各相の+Qm要約値や-Qm要約値など。 - アナログ信号入力モジュール(ASIM)は、回転機の運転状態すなわち装置電圧、負荷、温度、圧力、湿度などのオンライン測定用です。
- アナログ入力モジュール・カードとアナログ出力モジュール・カードを混在して使用する特注品も対応可能です。