Microchip|カスタム・ロジック内蔵 8-bit マイコン のご紹介
Microchip社のPIC16F13145ファミリは、革新的な「設定可能ロジック・ブロック(CLB:Configurable Logic Block)」周辺機器を搭載した、コストパフォーマンスに優れた新しい8ビットマイコンです 。
従来のConfigurable Logic Cell(CLC)からさらに進化し、32個の基本ロジック・エレメント(BLE)と専用カウンターを内蔵 。これまで基板上で外付けしていたディスクリートのロジックIC(AND/ORゲートなど)をマイコン内部に統合できるため、部品(BOM)コストの削減、基板スペースの省スペース化、そしてシステム全体の低消費電力化を同時に実現します 。
商品基礎情報
PIC16F13145ファミリの特長
・CPUに依存しない超高速レスポンス(CLB)
CLBの動作はCPUクロックに依存しないため、ゲート速度レベルの極めて短いレイテンシで動作します 。さらに、CPUがスリープ状態のままでも外部・内部信号の論理決定を行えるため、バッテリー駆動機器などの超低消費電力化に貢献します 。
・コード開発不要のグラフィカルな設計環境
専用の「CLB Synthesizer Tool」を使用すれば、GUI上で回路図を配置・合成(シンセサイズ)するだけでカスタムロジックが完成 。高度なユーザー向けには、Hardware Description Language(HDL)による設計にも対応しています 。
・充実した内蔵周辺機能(CIPs)
計算機能付きの高速10ビットADC(300ksps) 、2回路のバッファ付き8ビットDAC 、高速アナログコンパレータ 、各種タイマー(HLT付TMR2含む)や豊富な通信モジュール(I2C/SPI、EUSART)をワンチップに凝縮しています 。
・豊富なパッケージ&メモリバリエーション
省スペースな8ピン(SOIC/DFN)から、14ピン、20ピン(SSOP/VQFN等)まで、アプリケーションの規模に合わせた最適なパッケージとメモリ容量(フラッシュ最大14kB)を選択可能です 。
想定されるユースケース
- 外付けロジック回路の置き換え
⇒AND、OR、NANDゲートなどの統合によるコストダウン
- カスタムペリフェラルの構築
⇒直交エンコーダ(QEI)、独自仕様のN-bit SPI通信など
- バッテリー駆動機器・スマート家電
⇒CPUスリープ機能を活用した間欠動作、低消費電力システム
- デザインクリープ(仕様追加)の対策
⇒設計変更や機能追加にも、ハードウェアの全面刷新なしで柔軟に対応
評価ボード/ 開発環境
無償の開発ツール「MPLAB® X IDE / MCC Melody」を使用すれば、回路図を描くように直感的にカスタムロジックを設計・自動合成でき、面倒なコード記述は不要です 。また実機評価には、PCに繋ぐだけで即座に書き込みやデバッグができる「Curiosity Nano キット(EV06M52A)」が完全対応しています 。