My格言 ~No Connector No Life~
このページではコネクター従事者ならではのMy格言をご紹介しております。使い方、選び方などでご参考下さい。
NEW!!格言『1ピンはGND、Nピンはオープン』
ペンネーム:電グラ小僧 さん
万能ではないですが、自分でピン配を決められるときはこうしています。
①GNDが存在しないハーネスはほぼない。
②製品奥の基板やコネクタは目視ができないが、テスタを当てれば2択で1ピンを判別できることがある。
③しかも最近は老眼で1ピンマークが見えないので、テスタに頼るから。
④逆に1ピン/Nピンに電源ラインを割り当てないことを徹底しておけば、電グラショートが避けられる。
NEW!!格言『フリップタイプのコネクタはクリック感だけでコネクタの出来栄えがわかる』
ペンネーム:ひらお さん
フリップタイプのコネクタのクリック感は直接コネクタの性能や品質に影響するところではないけど、
満足するクリック感が出るまで何度もやり直すほど、こだわりと情熱を持ってコネクタを設計している
のだから性能や品質も妥協がないことがうかがえる。
NEW!!格言『接点方向のチェックは念入りに!』
ペンネーム:MK さん
上接点/下接点、BtoBの勘合時ピンの配線を間違えることは”あるある”で一度は間違えたことがあるはず。
配線を間違えた状態で接続し動作させてしまうと、破壊されることもあるので接点方向は念入りにチェックします。
※FFC/FPCコネクターには接点方向が片面のみの製品があります。また狭ピッチのBtoBコネクターでは方向性が無い製品(180°回転させても嵌合可能)もあります。
格言『逆接続できるコネクタは、必ず何度か逆に刺す』
ペンネーム:ちち一号さん
市販の評価ボードと社内で制作した基板を接続する時、うまく動作しないと小一時間格闘したのち、
コネクタ(2.54mm pich)を真逆に刺していた。しかも、一度ではなく複数回も。。
※WtoBコネクター(特にピンヘッダーライクのもの)、FPCコネクター(両面接点タイプ)、
小型のBtoBコネクターは逆接続ができてしまうので、要注意。
格言『BtoBコネクタには抑えをつけておけ』
ペンネーム:Motoさん
BtoBコネクタは1アクションで組み付けられて、狭ピッチ&多極展開されて
使い勝手はいいのですが、落下時に嵌合が外れることが定常的な課題となっています。
構造設計としてはクッション材で圧をかけて抑えたり、干渉しないクリアランスを設けたソリッド部品を接近させて嵌合長以上の抜けが発生しないように対策しています。
BtoBコネクターのトレンドについて、以下の当社HPで紹介しております。
格言『端子バリには気をつけろ』
ペンネーム:やんくん さん
FFCやFPCを挿入するタイプのコネクタの端子にバリがあると挿入時にFFC側が削れたりしてショート不具合を起こすことがあるので、採用時にはバリ叩きなどを施したコネクタを選定します。
FFC/FPCコネクターの注目製品やトレンドについて、以下の当社HPで紹介しております。
丸文コラム-コネクター|『FPCコネクターのトレンド』編
注目製品特集 | モレックスのこの製品に注目!!『One-Touch コネクター』編
注目製品特集 | モレックスのこの製品に注目!!『FD19シリーズ』編
格言『バックフリップコネクタはバックスペースに気をつけろ』
ペンネーム:Motoさん
FPCコネクタのバックフリップコネクタを想定しています。
挿入口がソリッドなので、一度フレキを組んでしまえば、あおりなどにも強く重宝しているのですが、組み立てに際しては“後ろ”に関連する注意事項があります。フレキ挿入口を前とするとフリップ側(後ろ側)は、「背の高い部品を置かない」、「指or治具を入れるためのスペースを設けるなどの使いこなしの注意があります。また、フレキを挿入する際も、少なくとも嵌合長分の空間をフレキ挿入方向の後ろ側に設ける必要があるなどバックスペースをキーワードとするTIPSからきています。
※自身も何度も上記スペースを取らずに失敗していることからくる格言です。
格言『まずは壊してみる!』
ペンネーム:Gさん
対象製品の実使用シーンを考え、破壊するまで想定以上の力を加えて・・・壊す!!
破壊する事で製品のウィークポイントや新たな気づきが発見できる可能性が高くなる。
また、使用するにあたり何を気を付けたら良いかの指標にもなり使いやすくなると思っています。
なので、、、壊してみる。
格言『Don’t think, feel lock!』
ペンネーム:sawaさん
コネクター選定時に、四の五の考えても判断できないときは、勘合のロック感に頼ることが多々ある。
Wire to Board、Wire to Wire 等はポジティブロックやフリクションロックなどの感触や音が伝わるロック構造を持った製品が多数あります。また、小型なBoard to Boardも嵌合時に感触が伝わるような構造を持たせています。
格言『同軸、芯線形状、要確認!』
ペンネーム:thzさん
例えば、N形では50オームと75オームで中心コンタクトの太さが異なり、誤って接続すると破壊してしまいます。また、BNCはインピーダンスが違っても、物理的に接続できてしまうので、一般(低周波)向けのものを平気で高周波・高速信号機器で使用する例も見受けます。