Microchip社のディスクリートダイオード製品のご紹介

Microchip社のダイオードシリーズは、連続導通モードの力率改善回路のための高速リカバリから出力整流のための低伝導損失まで、幅広い高電圧、大電力アプリケーションの要件に高品質ソリューションを提供します。特に、SiCショットキーバリアダイオード（SBD）は効率を向上させ、低逆電流でバランスの取れたサージ電流、順電圧、熱抵抗、熱容量定格を備えて設計されており、スイッチング損失が低くなり、より効率的な電源システムの設計を可能にします。

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商品基礎情報

ファストリカバリーダイオードおよびショットキーダイオード

Microchip社は、中速V_F リカバリーダイオードの Dシリーズ、高速リカバリーダイオードの DQシリーズ、シリコンショットキー Sシリーズ、SiCショットキーバリアダイオードシリーズの 4シリーズのディスクリートダイオード製品を提供しています。

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ダイオードの分類

整流ダイオード
pn接合を利用したダイオードで、順電圧 V_F が低く、　逆電流 I_R が小さいのですが、逆回復時間 trr が若干大きいため高周波には不向きで、一般的な　商用電源の交流電力を直流電力に変換する整流用や、逆接保護用に使用されます。

ファストリカバリダイオード（FRD）
pn接合を利用したダイオードで、逆回復時間（trr）が早く、高耐圧なのですが順方向電圧 V_F が高いという欠点があります。一般的には、スイッチング電源などで用いる数十kHzや数百kHzなどの高周波を整流用に使用されます。

ショットキーバリアダイオード（SBD）
一般的なダイオードのような pn接合ではなく、金属と半導体との接合によって生じるショットキー障壁を利用したダイオードです。一般的な pn接合のダイオードと比較して、順方向電圧（V_F）特性が低く、逆回復時間（trr）が短いためスイッチング動作に適しています。ただし、オフ時のリーク電流が大きく、熱の影響でリーク電流が増大する特性を持っていますので熱設計には注意が必要です。