オシロスコープ、スペクトラムアナライザ、ロックインインアンプ等14の計測機能を搭載した次世代計測器:MOKUシリーズ
「複数の計測器を探している」「計測器で実験ベンチが塞がっている」「柔軟に実験環境を構築したい」
—そんな課題を解決するのが、Liquid Instruments社のソフトウェア定義型計測器「Mokuシリーズ」です。大学の研究室などの教育や航空・宇宙分野、ソフトウェアのデバックやSPI評価まで、応用可能な分野は幅広くございます。
本ページでは、Mokuシリーズの基本仕様・搭載機能のご案内に加え、お客様の研究開発に直結するアプリケーションノートやホワイトペーパーを一挙にご紹介します。
LIQUID INSTRUMENTS社について
Liquid Instruments社は、オーストラリア国立大学(ANU)の量子科学者チームによって2014年に設立されました。創業者たちは、NASAのジェット推進研究所(JPL)や、アインシュタインの重力波を世界で初めて観測したLIGOプロジェクトにおいて、極めて高度な信号処理技術を確立してきたスペシャリストです。
彼らのミッションは、最先端の物理学研究で培ったデジタル信号処理のノウハウを、すべてのエンジニアや研究者の手に届けること。従来のハードウェアの枠組みを超えた「ソフトウェア定義型計測」という新たなスタンダードを確立し、世界中の研究機関や企業のR&D部門で、計測環境の劇的な効率化を支援しています。
MOKUとは
Mokuは、オシロスコープ、スペクトラムアナライザ、信号発生器、そして高度なロックインアンプやPIDコントローラなど、最大14種類以上の計測機能を1つのハードウェアに統合した画期的なプラットフォームです。
強力なFPGA(Field Programmable Gate Array)をベースにしており、ソフトウェア上の操作ひとつで、内部回路を瞬時に書き換えます。単なるシミュレーションではなく、各計測器の専用ハードとして機能するため、超高速・リアルタイムな処理を実現しています。さらに複数機能の連携など、実験に合わせた最適な計測環境を自由自在にカスタマイズ可能です。
Mokuが選ばれる4つの理由
1.14の計測機能を搭載
2.シームレスでわかりやすい操作性のソフトウェア
3. 内部配線による計測機能の連携(マルチインスツルメントモード)
4. アップデートで「進化し続ける」計測器
MOKUシリーズのご紹介
現在、Mokuシリーズには3つのハードウェアがあります。仕様を比較して、最適なハードウェアをお選びください。(※それぞれの計測器と文章を三角形に配置できるよう調整をお願いいたします。)
※画像クリックでハードウェア単体のwebページに遷移します。
5 GSa/sの8つの入出力チャンネル。2GHzアナログ帯域幅で14Bitと20BitのブレンドADC
生成AI機能を搭載した新モデルで、計測環境を簡単かつ自由に構築することができます。
![]() |
![]() |
| Moku:Pro | Moku:Go |
| 600MHzの帯域幅で、4つの入出力チャンネルを備えたフラグシップ機モデル。 10Bitと18BitのブレンドADCで、厳しい研究開発要件に対応します。 |
30MHzの帯域幅で、アナログ入出力 各 2 ch、最大サンプリングレート 125 MSa/s。 教育用にも多くの実績があり、コストパフォーマンスに優れたモデルです。 |
搭載されている計測機能
専用設計の直感的なソフトウェアにより、1台に集約された最大14種の計測機能を、必要に応じて素早く切り替えて使用可能です。
![]() オシロスコープ 信号を時間軸で解析 |
![]() スペクトラムアナライザ 信号を周波数で解析 |
![]() データロガー 信号の記録 |
![]() ファンクションジェネレーター 様々な波形を出力 |
![]() PIDコントローラー 制御信号の生成 |
![]() 位相計 信号の位相を計測 |
![]() ロックインアンプ 微弱な信号をノイズの中から取り出す |
![]() レーザーロックボックス レーザー出力の安定化 |
![]() 周波数応答アナライザ 周波数応答特性の評価 |
![]() デジタルフィルターボックス 任意の周波数帯域を除去 |
![]() ロジックアナライザ タイミングやプロトコルの問題を分析 |
![]() タイム&周波数応答アナライザ 信号の時間軸・周波数帯域で解析 |
![]() マルチインスツルメンツモード 計測機能の同時展開 |
![]() Moku Compile FPGAによるカスタマイズ |
マルチインスツルメンツモードと生成AI機能
Mokuシリーズの最大の魅力は、単に「たくさんの計測器が1台に入っている」ことではありません。それらを「同時に立ち上げ、内部で自由につなぎ合わせることができる」点にあります。
それが「マルチインスツルメントモード(Multi-Instrument Mode)」です。
複雑な実験系を組むために、何本ものBNCケーブルで計測器同士を繋いだ経験はありませんか?マルチインスツルメントモードは、その煩わしい配線作業をソフトウェア上のドラッグ&ドロップに置き換え、あなただけの「カスタムテストシステム」を数秒で構築します。
マルチインスツルメントモードがもたらす3つの革新
1. 外部配線ゼロ。ノイズと遅延を極限まで排除
2. 直感的なUIで、ルーティングを自由自在に
3. 「刺激・制御・解析」を1台で完結(クローズドループの構築)
例えば以下のようなシステムが即座に構築できます。
スロット1(任意波形発生器): デバイスにテスト信号を出力
スロット2(PIDコントローラ): デバイスからの応答を受け取り、フィードバック制御を実行
スロット3(オシロスコープ): 制御前後の信号を同時にモニタリング
スロット4(データロガー): 長期間の動作データをSSDに記録する。
MOKU COMPILE機能とは?
Moku Compileは、Mokuシリーズの心臓部であるFPGAに、ユーザー自身が作成したカスタムコード(VHDLやVerilog)を直接書き込み、独自の計測器や信号処理ブロックを自由に構築できる機能です。
標準の計測機能だけでは手が届かない、特殊なアルゴリズムやリアルタイム制御を必要とする研究者・エンジニアにとって、Mokuの可能性を無限に広げる強力なツールとなります。
アプリケーションノート
Mokuのアプリケーションノート集を抜粋したwebページです。レーザー制御の最適化や量子演算のエラーを防ぐイオンのマイクロモーション計測、宇宙探査向けの極低温変位計測など最先端事例を詳解。半導体SPI解析から光ファイバー評価など、R&Dの様々な課題をMokuで解決した事例の一部をご紹介します。
ホワイトペーパー
航空・宇宙分野向けのSWaP最適化から、量子物理のレーザー制御、微小信号を抽出する多周波ロックインアンプや位相検出まで、NASAも信頼するMokuの圧倒的な精度と柔軟性をホワイトペーパーでご紹介します。















