はじめてのモータ・ドライバ

今回はTexas Instruments(以下、TI社と表記)のモータ・ドライバ製品をはじめて使う、ご検討いただくお客様を対象として、モータ・ドライバ製品の役割について説明しております。

モータってどんなもの?

「世界の総電力の約半分はモータにより消費する。」といわれるなかで、モータの高効率化は世界的電力不足に対応する最も効果的な施策といわれています。

モータとはいろいろなエネルギーを受けて、それを動力エネルギーに変える装置、つまり「原動機」のことです。今回はその中でも身近な電化製品でよく使用されている、電力エネルギーで動作する「電動機」に分類されるモータを簡単・高効率で駆動させるモータ・ドライバについて説明します。

モータってどうやって動くの?

基本の原理としては、磁石が持っている「異なる極は引き合い、同じ極は反発する」という特長を利用します。

この「引き合う・反発する」ための磁力を発生させるために、電気エネルギーを使う時は電磁石を利用します。

モータ・ドライバって何をするの?

モータの中では電磁石は固定されているため、コイルに流す電流の向きを変えることで、電磁石の極性がきまり、「引き合う・反発する」を決めることができます。

電磁石を下図のように配置し、モータ・ドライバから各電磁石の極性を変えて、モータを動かします。

2つの図を見比べるとわかると思いますが、モータ・ドライバを使用しない場合には、MOS-FETを4つ使用するため回路構成が複雑になってしまいます。一方でモータ・ドライバは制御用のMOS-FETを内蔵していますので、追加の周辺素子も少なくて回路もすっきりとします。また、大電流が流れることを防ぐ回路や高温になったらモータを止める回路も内蔵しているため、モータ・ドライバはとても便利なICなのです。

モータってどんな種類があるの?

代表的なDCモータとして下記の3種類があり、それぞれの長所、短所を記載します。

TI社のモータドライバの特長

TI社は、それぞれのモータに適したモータ・ドライバを豊富にラインアップしています。

セミナプログラムのご紹介

今回はセミナの導入部分をご紹介しました。
電気で動く装置には必ずモーターが使われおり、開発者はモータの種類に合わせた適切なモータ・ドライバを選ぶ必要があります。本セミナではモータの基礎とモータ・ドライバの役割を中心にお話しします。

Agenda

  • モータってどんなもの?(2頁)
  • モータってどんなところに使われるの?(2頁)
  • モータってどうやって動くの? (2頁)
  • モータ・ドライバって何をするの?(3頁)
  • モータってどんな種類があるの?(8頁)
  • TIのモータ・ドライバの特徴(4頁)

おすすめリンク

丸文オリジナルセミナ
はじめてのオペアンプ
→「はじめてのオペアンプ」の詳細はこちらをクリック

電流検出機能/AutoTuneテクノロジー搭載 2Aステッピング・モータ・ドライバ

「DRV8886AT」の詳細はコチラをクリック

電流センス内蔵 PWM制御 3.6Aブラシ付きDCモータ・ドライバ

「DRV8871」の詳細はコチラをクリック