商品基礎情報
Synaptics社の超低消費電力Edge AIデバイス
Synaptics社は、今では世の中に数あるAIデバイスの中で、特に低消費電力に重点を置いたEdgeデバイスを開発しています。AIの推論をEdge側で処理することにより、Network、クラウドの負担が軽くなり、トータルコスト競争力が高くなることが期待できます。以下にSynaptics社のVision製品とAudio製品を紹介いたします。
「Synaptics ULPAI」超低消費電力 Edge AI SoC
• 高度なAI機能を備えた低消費電力のEdge SoC
• 洗練されたニューラルネットワークアクセラレーターを搭載しており、幅広い分野のコンピュータービジョンやオーディオアプリケーションを実行することができます。
• 簡単でシームレスなシステムインテグレーションを提供します。システムインテグレーションとは、強力な接続機能と、容易な製品開発を可能にするソフトウェア/プラットフォームツールを持つことを指します。
どのようなマーケットに最適なのか
Synaptics社のULPAIはバッテリーによるEdge AI処理を実現しているため、あらゆる既存の設備に対応しています。さらにEdge AI処理したデータをワイヤレスで転送することによって、既存インフラに手を加えることなく設置が可能になります。
スマートビルディング
【主な用途】
・人物検知
・人数カウント
・セキュリティーカメラ
スマートホーム
【主な用途】
・人検知
・人数カウント
・オート照明
・オート家電電源
スマートリビング
【主な用途】
・人検知
・人数カウント
・オート照明
・オート家電電源
例えば介護施設での人物検知・人数カウントソリューション
介護施設や老人ホームでのユースケースではプライバシーに配慮した人物検知とカウントが役に立ちます。例えば複数人数で介助を行うことが義務付けられているような場合、実際に介助する人を検知して人数をカウントする必要があります。カメラを設置して確認することもできますが、トイレやお風呂場等では映像を転送しての確認はできないと考えるべきです。エッジ側でAI処理を行い結果だけを通知する「ULPAI」であれば最大限プライバシーに配慮したシステムを構築することができます。
人物検知・人数カウントフロー
人物検知・人数カウントシステム構成
採用事例
Eta Compute社「Talia」
映像を残さない、転送しない人数カウントカメラセンサーです。最大限プライバシーに配慮したカメラのため、従来では設置できなかった場所でAIカメラによる人数カウントが行えます。
【主な特長】
・Edge AIテクノロジー搭載
・大容量電池を搭載しているため電源工事不要
・BLE5.2チップを搭載しているためネットワーク工事不要
・バッテリー稼働時間は通常使用時において3年間交換不要
【想定される設置場所と活用方法】
・ 会議室、バス、店舗、旅館、工場、駐車場における人数カウント
・介護施設、店舗、旅館、バスの利用状況の分析
・トイレの利用状況把握と、清掃タイミングへの活用
開発環境
EVK、SDKが用意されています。この評価Kitを使用することで、迅速にEdge AI製品を開発し市場に投入することができます。SDKにはあらかじめDEMO Softwareが搭載されているため、ユーザーによるSoftware開発を容易にします。