商品基礎情報
固定子巻線 絶縁劣化診断 部分放電(PD)試験
部分放電(PD)センサ ステーター・スロット・カプラー(SSC) |
パッケージ |
⼀般的に⼤型のタービン発電機(>100MW)で使⽤します。ステーター・スロット・カプラー(SSC)は発電機の巻線の固定⼦スロット内部と巻線端部で発⽣する部分放電を検出し、その他の電気ノイズを取り除きます。標準のパッケージは発電機1台につき6台のSSCと端⼦箱、同軸ケーブル、⽔素封じ切りフランジ(必要に応じて)が含まれます。定格800MVA以上の装置では1相あたりの並列数に応じて6台以上のSSCが必要になります。電源周波数参照信号が別途必要です。通常据付には4⽇必要です。
ポータブル測定器 TGA-S(PD) |
定期監視型 |
TGA-Sは、ステーター・スロット・カプラー(SSC)を備えたタービン発電機の部分放電(PD)を測定するために特別に設計されたポータブル測定器です。SSCを⽤いた部分放電(PD)測定法はIRIS Power社の特許技術です。TGA-Sは、部分放電(PD)で発⽣する電圧パルスの強度、頻度、極性を確定します。さらにNQN値やピークパルス強度のようなパラメータも計算します。装置にはUSB、Ethernet(TCP/IP)通信ポートを備えており、ユーザが選択可能です。外部パソコンを⽤いてデータ取集、表⽰、試験結果の保存を迅速かつ容易に⾏います。
エポキシ・マイカ・キャパシタ Capacitive Couplers (PD) |
パッケージ |
電動機または⼩型タービン発電機(100MW以下)で⽤いるBusカプラーは固定⼦巻線の部分放電(PD)を検出し、不要な電気的ノイズを分離します。近年はエポキシ・マイカ・キャパシター(EMC)は、その信頼性と、据付が簡単なので業界で広く採⽤されています。必要な数と型式は⽤途と回転機の形式で異なります。⼀般に電動機では3個のEMCを、発電機には6個のEMCを使⽤します。標準のパッケージには、3個のEMC(または6個のEMC)、設置⽤治具、絶縁ブーツ、端⼦箱、同軸ケーブルが含まれます。3個のEMCを設置するには1.5⽇から2⽇、6個のEMCを設置するには4⽇必要です。
ポータブル測定器 TGA-B(PD) |
定期監視型 |
TGA-Bは、Busカプラーを備えた電動機またはタービン発電機の部分放電(PD)を測定するために特別に設計されたポータブル測定器です。TGA-Bは、部分放電(PD)で発⽣する電圧パルスの強度、頻度、極性を確定します。さらにNQN値やピークパルス強度のようなパラメータも計算します。装置にはUSB、Ethernet(TCP/IP)通信ポートを備えており、ユーザが選択可能です。外部パソコンを⽤いてデータ取集、表⽰、試験結果の保存を迅速かつ容易に⾏います。
回転子巻線 短絡ターン検出
薄型フラックスプローブ TFProbe |
キット |
オンライン回転⼦フラックス測定は回転⼦の磁束を測定するために固定⼦にフラックス・プローブを恒久的に設置します。ほとんどの回転機メーカは、固定⼦巻線の楔からエアギャップに突き出たフラックス・プローブを提案します。IRIS Power社はこのたび別のプローブ、TFProbeをご提案いたします。これは⼩型で薄く、しなやかな基板型の変換器で固定⼦内の⻭部に固定します。TFProbeは全エアギャップ・フラックスを測定します。従来のプローブは漏れ磁束のみを測定していました。TFProbeは2種類の⼤きさがあり、据付が容易で、固定⼦の楔にドリルで⽳を開ける必要はありません。回転⼦を抜かずに設置することが可能です。⽔素冷却の回転機の場合には、フラックスプローブからのリード線を封じ切りのフィード・スルーを介して発電機の外に配線します。
回転子巻線短絡巻き検出 FFProbe |
キット |
FFProbeは、同期発電機、⽔⼒発電機およびタービン発電機のローター巻数の短絡を検出するために、エアギャップ磁束量の変化を測定します。
定期監視用ローターフラックス解析器 RFAII-R(Flux) |
定期監視型 |
RFA II-Rは、2極あるいは4極のタービン発電機、または⾼速同期電動機でオンライン・ローター・フラックス測定⽤に特別に設計されたポータブル測定器です。RFA II-Rは、エアギャップ内に設置されたIRIS Power社のTFProbeまたは他社製のフラックス・プローブに接続することが可能です。装置は、複数のアルゴリズムに基づいてローター巻線の絶縁状態を確認し、スポット測定に使⽤したり、オペレータの介⼊なしに数⽇に渡る⾃動データ収集に使⽤したりします。測定器は発電機の負荷が⼀定であってもローター巻線の状態の初期診断に⽤いることが可能です。測定器にはユーザが選択可能なUSBポートあるいはEthernet通信ポートを備えており、内部メモリに150以上の測定を保存できます。
オンライン回転子磁束連続監視モニタ FluxTracII-R |
常時監視型 |
FluxTrac II-Rの技術は第⼆世代の連続オンライン回転⼦磁束監視システムで、2極または4極ローターの短絡ターンの検出とアラームに⼤変⾰を起こします。このシステムはフラックス・プローブからのフラックス・データをリアルタイムで収集して分析することで短絡ターンの位置と重⼤性を保守担当者に提供します。⾼速のデータ収集と⾼分解能そして全く新しいアルゴリズムにより、回転機の通常連転状況下だけでなく、停⽌や始動時でもデータ収集と分析が可能になりました。
※軸同期信号が必要
IRIS Power社のFluxTrac II-Rは⼀度設定すればユーザによる操作を必要とせず、短絡ターンを検出するとアラームを出します。回転機の停⽌前や改修後のローター・ターンの絶線状態を知ることのできる理想的な装置です。
回転子巻線 振動解析
EVA II kit 光ファイバー式加速度計 | キット |
空冷却式あるいは水素冷却式発電機で使⽤する光ファイバー式固定⼦巻線端振動センサと付属部品。センサからの信号は100mV/gで、EVTrac II-S連続モニタあるいは他社製の振動分析装置に使⽤できます。
固定⼦巻線端振動は、発電機や⼤型⾼速電動機の劣化や故障の共通原因として増加してきています。電源周波数の2倍の周波数の周辺やローターの回転速度での機械的な共振点で機器は危険にさらされています。IRIS Power社は固定⼦巻線端からの振動レベルと傾向を直接測定するセンサと監視装置をご提供いたします。光ファイバー式の加速度計なので、固定子巻線端の磁場/電場に対して影響を受けません。
巻線端振動加速度計キット EVA II Kit(Air-cooled) |
モータと発電機の固定⼦巻線端振動を早期に発⾒するためには、非⾦属加速度計で巻線端振動を測定し、傾向分析することが必要です。アイリス・パワー社は光ファイバ技術に基づく空気冷却発電機⽤巻線端⽤加速度計を提供します。
巻線端振動加速度計キット EVA II Kit(Hydrogen-cooled) |
モータと発電機の固定⼦巻線端振動を早期に発⾒するためには、非⾦属加速度計で巻線端振動を測定し、傾向分析することが必要です。アイリス・パワー社は光ファイバ技術に基づく⽔素冷却発電機⽤巻線端⽤加速度計を提供します。
オンライン 固定⼦巻線振動監視装置 Guard II+(Series4208) |
常時監視型 |
タービン発電機の固定子振動連続監視装置については、下記「タービン発電機状態連続監視装置 Guard II+(Series4208)」を参照ください。
オンライン火力発電機状態監視装置 Guard II+(Series4208) |
常時監視型 |
Guard II+ シリーズ4208は、1台で最大4つの測定技術(部分放電(PD),回転子磁束(Flux),固定子巻線端振動(EV),軸電圧電流(SM))を連続監視してデータを自動的に収集します。 負荷や温度が変動する条件下での各測定データの分析問題を解決します。システムは回転機ごとのデータ収集ユニットGuard II+(DAU)と共通のシステム・コントローラ(PC)から成り立ちます。Guard II+ システムは、ユーザがプログラム可能な条件、すなわち負荷、温度、運転電圧、NQN値等の組合せに基づいて部分放電(PD)データを収集することができます。またはFluxのアドオンカードを追加することで固定子に取り付けられたFluxプローブからの磁束信号によって回転機の短絡ターンをオンラインで監視し、検出できます。EVのアドオンカードの追加では機械的な故障の原因である巻線端の振動を専用の光振動計で磁場/電場下でも測定を可能とします。Guard II+ に蓄えられた測定データはUSBまたはLAN接続でシステム・コントローラにダウンロードし、専用のプログラムで管理し、傾向分析や比較分析を行います。 ネットワーク接続により遠隔地からも試験結果にアクセスすることが可能です。
その他
軸電圧・電流モニタ Guard II+(Series4208) |
常時監視型 |
アイリス・パワー社の軸電圧・電流モニタはモータおよび発電機のベアリング等軸受けに被害をもたらす軸電圧と軸電流の発⽣状況をモニタリングするオンライン監視装置です。 2つの電圧と2つの電流信号までの監視・分析を⾏い、⾼レベルでの電圧と電流においてユーザーに警報を発するリレー接点を提供します。 アイリス・パワー社のGuard II+(Series4208)は内部の設計が一新されの1つの計測器本体に、固定⼦部分放電監視や回転⼦磁束連続監視、固定⼦巻線振動監視に加え軸電圧・電流測定を行うことが可能となりました。(従来は4つの測定技術の内、最大3つまで。Guard II+では4つの測定技術を任意に組合せて連続監視することが可能です。)
リモートI/O ユニット
リモートI/OユニットはTrac II モニタまたはGuard II+モニタと共に機能するように設計された追加のインターフェイス・ハードウェアです。Trac IIモニタまたはGuard II+モニタは回転機のデータを共有したり、回転機の動作状態をモニターすることができます。リモートI/Oユニットは部分放電(PD)測定あるいは磁束測定の傾向監視データをより有効にするための情報を提供します。
オンライン部分放電連続監視 MarineTracII |
常時監視型 |
Marine TracIIは、最⼤4つのモーターや船舶およびプラットフォーム上で発電機の部分放電(PD)を⾃動で連続的に測定する経済的な装置です。