セイコーエプソン ブザーでも音声再生が可能となる専用ハードウエア搭載の32ビットマイコン『S1C31D51』を開発

2020/07/02
商品情報

セイコーエプソン ブザーでも音声再生が可能となる専用ハードウエア搭載の32ビットマイコン『S1C31D51』を開発

『S1C31D51』(パッケージタイプ:P-TQFP048-0707-0.50, P-LQFP100-1414-0.50)

Arm® Cortex®-M0+プロセッサー搭載、住宅設備や家電製品の音声再生に最適

当社取り扱いメーカであるセイコーエプソン株式会社(以下エプソン)は、スピーカーに加えブザーでも音声再生が可能となる音声再生専用ハードウエアを搭載した32ビットArm Cortex-M0+マイコン『S1C31D51』を開発し、このたびサンプル出荷を開始しました。月産20万個を予定しており、サンプル価格は、パッケージがP-LQFP100-1414-0.50タイプで1,050円(税別)です。

現在、住宅において給湯器リモコン、家電製品などの音声を使った設備が普及しているほか、健康機器のガイド、オフィスビルや商業施設、工場においても、音声を使った警報機などの活用が進んでいます。本製品は、これらの音声再生を行う住宅設備・家電製品・健康機器、産業用機器に最適なマイコンです。
通常ブザーでは十分な音声品質・音圧を得られませんが、新開発のアルゴリズムにより、これまで
スピーカーが搭載できず音声ガイダンスができなかった機器についても、ブザーでの音声再生機能に
より、エラー、警告内容などが発信可能となり、エンドユーザーにとってユーザビリティーが向上します。

従来モデル「S1C31D50」同様、汎用性の高いArm Cortex-M0+プロセッサーに、音声再生専用の回路を搭載し、1チップで2チャンネルの音声再生機能を実現しました。また、2チャンネルミキシング機能を使うことで、バックグラウンドミュージックと音声を同時に再生するなど、高級感や温かみのある音声案内を行うことができます。そして、音声速度の調整も柔軟に行えます。

本製品の音声再生を行う専用ハードウエア「HW Processor」には特長が2つあります。第一に、音声再生を「HW Processor」単独で実行でき、CPUリソースを必要としません。そのため、音声再生中もCPU処理をフル実行できます。また、高圧縮アルゴリズムの採用により、音声データのメモリサイズを縮小でき、多くの種類の音声データや、複数言語に対応した音声データが搭載できます。加えて、音声
データの開発環境として音声作成用のPC ツールも提供しており、本ツールを使用することで、スタジオ録音をせず、多言語の音声データが簡単に作成でき、また、すでにお持ちのwavデータも使用できます。

第二に、メモリ自己診断機能を有しており、CPUリソースなしで内蔵RAM、内蔵Flash、外付けQSPI-Flashの故障を検知できます。

エプソンは、省エネルギー、小型化、高精度を実現する「省・小・精の技術」により、お客様の製品のさらなる性能向上に貢献してまいります。

製品について

ArmおよびCortexは、Arm Limited(またはその子会社)のUSまたはその他の国における登録商標です。